第5回槍高放課後トーク
日時 令和6年7月22日(月) 13:30~15:00
場所 愛知県立一宮高等学校 桃陵館
講師 マサチューセッツ工科大学 博士 長尾 佳祐 様(本校2009年卒)
参加生徒 38名
(1年普通科29名、2年普通科理系3名、文系5名、3年普通科文系1名)
「未知の世界に飛び込め ~ 一宮から世界へ そして見つけた自分の夢 ~」と題して、本校OBの長尾 様にご講演と座談会の講師を務めいただきました。
講演では日本の大学院は修士(2年)、博士(3年)と別れているのに対して、アメリカでは博士(5-7年)とまとめられていることや、博士課程の学生をアメリカでは「一流(の研究者)になるトレーニングを受けている人」という認識が持たれていることを生徒は知りました。また、博士課程の学生は給料をもらいながら大学に通うため、“大学生”というより“新入社員”といった扱いがなされていることも驚かされる事実でありました。長尾 様の高校、大学、就職、大学院で行ってきた進路選択の仕方、その当時の心境の変化についても丁寧に伝えていただき、「自分にとっては【これ】が一番面白い」を見つけながら、今の研究につながったこともお話しされました。
「努力は裏切らない」「努力できる環境へ身を置く」「研究のために勉強することは楽しい」などの力強いメッセージとともに、現在、取り組まれているマテリアル・サイエンス分野の研究を「創造して解明する研究」と紹介され、参加者一同は、遠いアメリカの地で活躍する先輩の姿を想像しました。
座談会後、多くの生徒が講師を囲み、進路の悩みや目標設定について質問をする場面がありました。研究を愛し、挑戦と変化を重ねるOBのロールモデルを知る、とても良い機会を得ることができました。